吉田神社本殿
吉田神社と言えば今は節分祭の賑わいで有名ですが、明治の新政府が作られるまでは宮中をはじめ幕府に絶大なる影響を与え信仰を得ていた吉田神道発祥の地で、全国の神官に(位を授ける)神道裁許状を交付し、全国の神社を包括すらしていた神社でした。
大元宮
今回紹介する大元宮は吉田神道の斎場所(教義を極め宣流するための根本道場)で大元宮を中心とし、その背後に外宮、内宮を配し、東西両側面に日本全国3,132座の神々が祀られています。
以前は正月三が日と節分祭の時にしか門内に入れませんでしたが、最近は月の始まりである一日「おついたち」に、開門されています。
通常日も門の外から参拝し、中の様子を一部拝見出来ますが、無料で中に入りゆっくり自分の故郷に鎮座する神々を拝むこと等もできる「おついたち」の参拝をお勧めします。
当宿から歩いて10分。吉田山山頂ちかくにあるこの神聖な地を吉田神社本殿と共に訪れてください。近くの吉田神社末社の「竹中稲荷神社」やお菓子の神様「菓祖神社」、料理の神様「山蔭神社」等吉田山(神楽岡)に鎮座される神々めぐりを行えば、きれいな京都市街の眺望も楽しめます。
吉田山中腹山蔭神社から西山を望む
令和四年元旦は、写真のとおり神殿にうっすら雪が積もり、凛とした厳格な雰囲気に浸ることができました。