臨済宗南禅寺派の門跡尼寺で法然院・安楽寺のすぐ南の地にあります。
1654年に後水尾上皇が皇女を開基として創建。谷御所、鹿ケ谷比丘尼(びくに)御所と言われ代々皇女、皇孫女が住持され、1890年(明治23年)までは伏見宮の尼僧が門跡として在院されていました。御所人形など皇室との由緒を伝える寺宝が多い他、後水尾上皇御遺愛の樹齢400年の日光椿をはじめ椿の明木が有名です。
門内は通常非公開(春と秋の年2回公開され今年の春は3月25日~4月9日)ですが、門に通じる椿が施された石段の参道にも格式と清楚な佇まいの一端が十分に感じられます。